こんにちは、コスメコンシェルジュの石川です(@cosme_dokugaku)。
当ブログに寄せられる質問で最も多いのが「日本化粧品検定は独学でも大丈夫ですか?」「スクールに通った方がいいですか?」といったものです。
この記事では、その疑問にお応えしようと思います。
まず 結論からいいますと、日本化粧品検定は 独学でも十分に合格可能な検定です。
実際に私も 独学で1級まで合格することができました。
もちろん「個人の能力や 勉強に割ける時間はそれぞれ異なりますので、一概には言えませんが…」という前提があってのお話です。
ただ「独学で合格できる=簡単な試験」というわけではありませんので ご注意ください!
実は この日本化粧品検定、数ある検定試験のなかでも なかなかクセが強いタイプ! そのため人によっては独学での合格が難しいケースも考えられます。
実際に受験してみて私が感じた日本化粧品検定の「ちょっと面倒なクセ(特殊性)」は次の2点。
【特殊性:1】試験の情報が少ない
日本化粧品検定は、2013年からスタートし、既に10回以上も実施されていますが、他の検定に比べて 受験者目線の情報がちょっと少ない!
私が受験した際には、ネットで検索しても、簡単に試験の概要に触れた程度の情報しかヒットせず 情報収集がとても面倒でした。
【特殊性:2】出題傾向がつかめない
2024年現在、試験対策の問題集は 検定協会が発行している公式のもの1冊のみ。
しかもこの問題集は「"過去"問題集」ではなく、あくまで「こういう感じで問題がでますよ・・・」という目安のようなもの。
そのため「過去にどのような問題が出題されたか?」「どのあたりがよく出るのか?」といった出題傾向が一切わかりません。
日本化粧品検定では、試験終了後に問題用紙を持ち帰ることができないため、受験者が「今回はxxxの問題が出たよ!」とネットなどで情報を発信することもほぼ不可能です。
独学に向いている人
以上のような事情を踏まえると、日本化粧品検定の独学受験に向いているのは、次の3つのポイントを兼ね備えた人ということになります。
1. 美容・コスメの専門知識がある
当たり前のことですが、あらかじめ美容の専門知識がある人は独学に有利です。
また「今はまだ知識がないけどコスメに興味がある」といった人も大丈夫と思います。
上司から受けろと言われたから…という程度のモチベーションだと大変かもしれません。
2. 自分で試験の情報収集ができる
先に説明したように 試験そのものの情報が掴みづらい検定です。
なので 面倒くさがらずに、自分でネット・SNSなどで試験に関する情報収集ができる人が有利になります。
3. まとまった学習時間がとれる
暗記系の問題が多いため、まとまった学習時間がとれる人が絶対的に有利!
一夜漬けで対応できるような内容ではありません。
独学に向いていない人
逆に言えば 以下のようなタイプの人は 独学受験には、あまり向いていません。
- 美容の知識があまりない人
- 自分で試験の情報収集ができない/面倒くさい人
- まとまった学習時間が取れない人
「毎日 忙しいし、自分で情報収集とか面倒くさいよ~」という方は、スクールや通信講座を検討してみてもいいかも知れません。
スクール・通信講座のメリット/デメリット
スクール・通信講座の 最大のメリットは 安心と効率、そして時間を買うことができる点。
スクール・通信講座には 長期間の情報が蓄積されていますから、出題傾向の変遷など試験に関するタイムリーな知識が豊富です。
独学で我流に勉強するよりも効率的に学習が進められるため、結果的に時間を節約することができるわけです。
また、経験豊富な講師陣による授業を受けることは、自信や安心にもつながります。
- デメリット:費用がかかる / 地理的な制約がある(スクールの場合)
- メリット:出題傾向がつかめる / 疑問点を相談・解決できる
日本化粧品検定の対応講座
日本化粧品検定に対応した講座は、全国の認定スクールで開催されていますが、私がおすすめしているのがユーキャンの「コスメ検定講座(通信講座)」です。
2級~1級までを段階的に学ぶことができ、検定協会の公式テキストも付属するので 価格的にもリーズナブル。
オリジナルの用語集・問題集が用意されているので、とりあえずこれを受講すれば 試験に必要なものが一度に全部揃うのも魅力。とにかく時間を節約したい方におすすめです(私のレビューはコチラ)。