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日本化粧品検定の概要:試験勉強を始める前に知っておきたい基礎知識

こんにちは、コスメコンシェルジュの石川です(プロフィール)。

これから受験を考えている方に向けて「日本化粧品検定(コスメ検定)」がどんな検定なのかまとめてみました。

「日本化粧品検定」の基礎知識

「日本化粧品検定」とは、その名のとおり 化粧品や美容に関する知識の向上を目指して行われている検定です。「コスメ検定」の愛称でも知られています。

検定を主催している「日本化粧品検定協会」の発表によると、受験者の7割が化粧・美容業界の関係者。

文部科学省が後援する美容系の検定

また 美容系としては国内で初めて文部科学省後援の検定に認定されており、社会的な認知度が高いのも特徴です(ただし後述するように国家資格ではありません)。

2013年からスタートした 比較的新しい検定ですが、2021年には累計受験者数が95万人を突破するなど、美容業界で人気がある資格のひとつといえます。

一言メモ
似たような名称の検定として次のものがありますが これらとは別の検定です。「化粧品検定・美容総合検定(一般社団法人 日本コスメティック協会)」/「化粧品成分検定(一般社団法人 化粧品成分検定協会)

検定の特徴

日本化粧品検定は1~3級の3クラスに分かれており、最難関の1級を取得すると、さらに上の「コスメコンシェルジュ資格」を取得する権利が与えられます。

日本化粧品検定の各級のレベル

「コスメコンシェルジュ」とは、あらゆる肌の悩みに対して最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナルに与えられる称号。

日本化粧品検定を受験するのであれば、是非とも 目指したい最高峰の資格です!

MEMO

コスメコンシェルジュを取得するためには「(1)日本化粧品検定1級に合格していること/(2)日本化粧品検定協会の会員であること/(3)専用セミナーを受講すること」が申請条件となっています。 ※わたしの体験記はこちら

国家資格ではありません

日本化粧品検定は、国家資格ではありません。

ただ、美容系では国内唯一の文部科学省後援の検定となっており、日商簿記検定や英検などと同じ いわゆる「公的資格」と呼ばれるものに分類されます。

検定試験の概要

日本化粧品検定の概要一覧

※情報は2019年10月時点のものです。最新の情報は公式サイトで確認しましょう。

実施時期

1.2級は5月下旬と11月下旬の「年に2回」定期的に実施されています。

3級はWEB受験なので、いつでも随時試験を受けることが可能です(※コチラで受験が可能です)。

MEMO

1.2級は 年に2回の定期試験とは別に、展示会や契約スクールなどを会場にしてイレギュラーな形で実施されることもあります。イレギュラー試験の開催状況は日本化粧品検定協会のブログなどで告知されます。

受験資格

受験資格は特にありません。

誰でも受験が可能です。いきなり1級から受験することもできます。

また、1.2級の試験は 同一日に時間をずらして行われるため、併願も可能になっています。

合格ライン

1.2級の場合の合格基準は「70%前後の正答率」とされており、問題の難易度により多少変動があります。

3級(WEB受験)は「80%以上の正答率」となっています。

関連記事 試験の合格ラインに関しては 以下の記事も合わせてお読みください。

試験の内容

試験の問題は、日本化粧品検定協会が発行している「公式テキスト」の内容に沿う形で出題が行われます。

具体的な試験範囲は 公式サイトの「実施要項」から確認することができます。

実施要項 | 女性に人気の美容資格【日本化粧品検定】

・試験に関するご質問は一切お受けしません。 ・受付は行いませんので、会場で着席位置を必ず確認して下さい。

※公式サイトでは例題も公開されています。まずは例題にチャレンジして 自分のレベルを確認しておきましょう

検定料

検定の受験料は以下のとおりです。※2020年3月時点

  • 1級:13,200円(税込)
  • 2級:6,600円(税込)
  • 3級:無料

クレジットカードまたは銀行振込での支払いになります。

試験に合格すると?

各級に合格すると、日本化粧品検定協会から合格証書が送られます。

日本化粧品検定の合格証書(1級)

また、1級取得者には、上位資格である「コスメコンシェルジュ」の取得権利も与えられます(※協会への入会が必要です)。

関連記事 コスメコンシェルジュの特典については↓こちらの記事をお読みください。

「日本化粧品検定」を独学受験する!

続いて「日本化粧品検定」の独学受験を考えている方が抱くであろう疑問にお答えしていきましょう。

Q. メリットはあるの?

日本化粧品検定は、美容業界での就職や転職時に有利な資格のひとつと言われています。

また、検定を主催している 日本化粧品検定では、1級の上位資格である「コスメコンシェルジュ」資格取得者に対して、独占的な名称の使用をはじめ 多くの優遇特典を設けています。

関連記事 取得のメリットについて詳しく知りたい方は↓こちらの記事を読んでみてください。

Q. 難易度は?どのくらい勉強期間が必要?

日本化粧品検定は、過去の合格率が6割超で推移するなど、決して難しい試験ではありません。

ただ、この試験特有の事情により 過去の出題傾向などが掴みずらいため、1度で合格できない方も大勢います(私もその一人です・・・)。

しっかりとした学習計画を立てて臨むようにしましょう。

勉強期間に関しては、それなりに美容の基礎知識がある人で「1~1.5ヶ月」程度、美容にあまり詳しくない、普通の人で「2~3ヶ月」程度が必要になります。

関連記事 難易度(合格率)と 勉強期間に関する詳細は↓こちらの記事でお読みください。

Q. おすすめの勉強法は?

わたしが実践していたおすすめの勉強法「5ステップ学習法」について記事を作成していますので、そちらをお読みください。

Q. おすすめのテキスト・問題集は?

検定協会が発行している「公式テキスト(コスメの教科書 第2版)」は必須です! 必ず購入するようにしましょう。

↓こちらは2.3級の公式テキスト。

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「試験範囲=公式テキストの内容」になるため、まずはこのテキストを購入しないことには受験勉強ができません。

関連記事 おすすめのテキスト・問題集と、利用時の注意点を別記事にまとめていますので、合わせてお読みください。

日本化粧品検定:公式テキスト

まとめ

というわけで、日本化粧品検定について知っておきたい基礎知識をまとめてみました。

独学でも大丈夫? ※学習時間が取れない方のために

「忙しくて 勉強時間がとれない」「どうやって勉強していいかわからない」という方には、ユーキャンの通信講座「コスメ検定講座」がおすすめです。

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1.2級 公式テキストも付属するため 受講するだけで一通りの準備ができてしまう点も魅力です(※管理人レビュー)